先日、東京初開催となるディーサンヨガのWSを受けて来ました。
9月に開催されたヨガフェスタでは、残念ながら満員のため受けられず・・・
次の機会を待っていたところ、嬉しい事に急遽3日間の連続WSが決まり 一日だけですが参加することが出来ました。
この日のテーマは、「自分のからだと遊ぶという事」。
13:30〜21:00!という長時間のトレーニングでしたが、ヨガ仲間達との再会や共同ワークもあり、とても楽しい一日になりました。
ディーサンヨガとは、解剖学を主流とした西洋のヨガとは違い、伝統的なインドの練習方法を用いて身体の使い方を学びます。
「ヨガは健康になる」、という思い込みから 無意識に身体を動かしていると、思わぬ怪我をする事があります。
何事にも「絶対安全」は無いのです(言うまでも無く、今の日本人には最も通用しない熟語でしょう。)
怪我への不安や恐怖を取り除くために必要なのは、正しい身体の使い方。
正しい身体の使い方を知るには、まず自分の身体を隅々まで、自在にコントロールする能力が必要です。
1人でアサナの練習に取り組む時、私達は時折自分の身体の限界と出会います。
日常生活の中でも時折、知らない事や理解不能な事、自分にとって都合の悪い問題と出会い挫折感を持つ事があります。
「これ以上は出来ない」「私には無理だ」・・・という感覚。思い。誰にでも、多少はこのような苦い経験があるはずです。
しかし私達は 自分の真の限界を、一体どれだけ理解しているのでしょうか。
自らの狭い経験の中だけで「知ったつもり」になっているとしたら、それは大きな誤解なのです。
現実をありのまま受け入れ、自分を客観視する・・・という作業は、とても個人的な過程です。
それは 時に困難で、非常に辛い過程にもなり得ます。
例えば、私は無理がたたって重度の腰痛になった時、仕事や趣味を辞めなければなりませんでした。
とっても落ち込みましたが、一人ではどうにもなりません。
まず病院の「先生」の元へ行きました。今の自分が どの様な状況なのか、知りたかったのです。
「先生」は 「椎間板ヘルニア」という病名を教えてくれました。しかしその「先生」に出来るのはそこまで。
私は 自分で、治療方法を探しはじめました。
だいぶ改善された頃に今度は、重度の腰痛を克服したというヨガの「先生」に話を聞きました。
最初はリハビリ目的でヨガを始めたものの、いつしかヨガそのものを学びたいと思うようになりました。
今では、ヨガという大きな存在の元で学ぶ生徒であると共に、私自身もヨガを教える「先生」です。
先生というのは何も、特別な職業についている人だけを指すわけではありません。マスター曰く、それは自分自身であったり、友人や家族、隣人かもしれないし、学校、職場で出会う人かもしれないのです。
質問や疑問に、明確に応えてくれる人。
知識や技術を、教えてくれる人だって、先生。
様々な先生の元で、日々新しい発見をしながら、私のヨガライフも進みます。
しかし、ヨガで言う真の先生「グル」とは、魂の師ともいうべき存在。人生を全て捧げるに値するような先生です。
私たちは本来、自分自身の内なる声に従い 自由に生きる事が出来る。ですから、この強大な声に勝るようなグルに出会う事があるとしたら、それはきっと人生を左右するような、特別な出会いとなる事でしょう。
マスター・スダカー先生を囲んで記念写真
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