2013年11月22日金曜日

鬼子母神


11月も後半となりました。。。
皆さま いかがお過ごしでしょうか?


各地では、美しい紅葉がピークを迎えています。
特別な名所という訳ではありませんが、我が家の近くにある公園でも、赤や黄色に染まった木々が鮮やかな色彩を放っていました。


いよいよ冬の気配が本格的に漂う中、澄んだ空気と青空が気持ち良いですね。


そして日増しに、朝夕の気温がどんどん下がって来ました...
特に乾燥が進むと、身体の水分も不足しがちに。防寒対策はもちろんですが、これからの時期はより一層、風邪や冷えなどにお気をつけください。


さて••••
少し前になりますが、ある日母と二人で雑司ヶ谷の鬼子母神を参拝しました。
都電の小さな駅を降りると、ちょっとした参道があり カフェやお店が立ち並んでいます。


ご存知の方も多いかと思いますが、最近では、ドラマ「woman」のロケ地にもなっていたようですね。


この日は祝日でしたが、午前中の境内はとても静か。。。
時折、七五三のお祝いに訪れた子供達の 可愛らしい晴着姿を見かけました。


参拝と、祈願の儀式を終えた後。
穏やかだった私の心の中には、むくむくと湧き上がってくる想いがありました。


それは、私が今 そしてこれから経験していく事への覚悟と、この先決して経験出来ない事への理解をより深めていきたい、、、と言う強い想い。


例えば、2人の人物の目の前に美味しそうな果実があるとします。
1人にとっては大好物でも、もう1人にとっては猛毒です。たちまち死んでしまうとしたら。


その果実の味を、一方の人は生涯知る事が出来無いのです。それを知る事に、命をかければ別ですが。。。


とにかく この2人にとって、この果実は異なる側面の影響をもたらす存在になる、というわけです。


では果実の美味しさを知っている人が幸せなのでしょうか?
果実の味を知らず 食べることが出来ない人は、不幸?


自らの経験だけでは、一方的にしか理解できない事もあります。
その経験だけを妄信して、目の前にいる相手の気持ちや、立場を想像出来なくなっているとしたら。それこそ、最も残念としか言いようがありません。


私は、そんな残念な人にならないよう気をつけよう。と心から思いました。
後は実践あるのみですね!


もしかしたら、鬼子母神の女神様がインスピレーションを与えて下さったのかも知れません(^^)



以下は鬼子母神HPからの抜粋です↓

鬼子母神は安産・子育(こやす)の神様として広く信仰の対象となっていますが、もともとの来歴には深いいわれがあります。


鬼子母神その昔、鬼子母神はインドで訶梨帝母(カリテイモ)とよばれ、王舎城(オウシャジョウ)の夜叉神の娘で、嫁して多くの子供を産みました。
しかしその性質は暴虐この上なく、近隣の幼児をとって食べるので、人々から恐れ憎まれました。

お釈迦様は、その過ちから帝母を救うことを考えられ、その末の子を隠してしまいました。その時の帝母の嘆き悲しむ様は限りなく、お釈迦様は、
「千人のうちの一子を失うもかくの如し。いわんや人の一子を食らうとき、その父母の嘆きやいかん」と戒めました。

そこで帝母ははじめて今までの過ちを悟り、お釈迦様に帰依し、その後安産・子育の神となることを誓い、人々に尊崇されるようになったとされています。